はじめに、ビールは楽しい時間を演出するだけでなく、それ自体、面白い飲み物ではないか。現在、世界には100種類を超えるビールがあると言われています。夏の暑い盛りに喉の渇きを癒やすビールから、冬の夜、身体の内側より暖を取るように少しずつ飲むアルコール度数の高いビールまで。また、極端に苦いビールや、果物をふんだんに使ったビール、酸味の強いビール、果ては野生酵母で醸したビールなど。かつて、それぞれの街に酒蔵があったように、地域ごとに個性的なビールが造られるようになったら面白いんじゃないか。ビール造りを志すきっかけとなった思いはそこにあります。

ビールについて、造りたいビールを造る。これは決して、ただやりたいことをやるということではありません。目指すところは、ビールというお酒の広がりを感じてもらうこと。その中で、どれだけ楽しいことが提案できるのか、楽しみながらやっていこうと思っています。
たとえば、ビールにはそれぞれの仕込みに適した水質があります。現在主流となっている、金色のビールは、もともとミネラルが極端に少ない軟水が採れる地域で発明されたビールです。一方で、苦味をしっかりと効かせたビールが産まれたのは、ミネラルを多く含む硬水が採水される地域だったりします。それぞれを作り分けるからには、水質から再現していこう、なんてことも考えています。

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