Tom Whisenand、Nathan Berndt、Rachel Andersonの3人は、ミネソタ大学で学校新聞のカメラマンとジャーナリストとして一緒に活動していたが、大学卒業後は3人それぞれが別々の道へと進んだ。TomはミネアポリスのTown Hall Breweryでウェイトレスとして働き、そこで現在IndeedのヘッドブリュワーであるJosh Bischoff (ジョッシュ・ビショフ)と出会った。まだ缶でのクラフトビールの販売が流通していなかった時代に、TomとNathanはブリュワリーをつくって自分たちのビールを缶で売ろうという話をしていた事があり、2012年にTom、Nathan、RachelはJoshを迎え入れ、ミネアポリス北東部で最初のタップルームとして4人でIndeed Brewing Companyをオープンさせた。
創立者の3人は、“Indeed” というブランドを売り出していくにあたり、特定の場所に留まってしまうのではなく、全ての人の心に響くような、広く知れ渡るような名前を付けたいと考えていた。候補は数え切れないほどたくさん出たが、しっくりくるものが無かった。そんなある日、Tomが車を運転している時、彼が当時見ていたアメリカのドラマ番組 “The Wire” で、登場人物の一人がいつも口癖のように言っていたセリフがふと頭をよぎり、そして頭から離れなくなった?“Indeed”。 “確かに・実に・その通り” という意味を持ち、シンプルでありながら訴求力があり、ポジティブで断言的なこの単語は自分たちのブリュワリーにぴったりであると3人の意見が一致。こうしてIndeed Brewingが生まれたのだった。
Indeedは、良い行いをする事、何かにコミットする事、そして他とは違った考えを持つ事を信条としている。また、高品質で安定したビールを醸造するとともに、出来る限り地域に深く関わり、そして支えてくれているコミュニティにお返しをする事を非常に重視していて、そんな考えから “We Can®” をスタートさせた。“We Can®” とは、毎週水曜日の売り上げの100%を、Indeedの従業員によって選ばれたミネソタ州の非営利団体に寄付するというチャリティー活動である。寄付を受けた団体はIndeedのタップルームでビールを飲みながらミーティングを行い、寄付金の使い方についての話し合いをIndeedのスタッフとする。企画された活動やイベントをIndeedがSNSで紹介したり、さらにはIndeedと協力して共にイベントを開催することも多くある。
そんな地域愛に溢れたIndeedのビールは評価も高く、数々の受賞歴を誇る。Mexican Honey Imperial Lager はGreat American Beer Festivalで銀賞、National Honey Board’s Honey Beer Competitionでは2年連続で金賞・銅賞に輝いた。European Beer Star AwardsではMexican Honey Imperial LagerとB-Side Pilsが銅賞を受賞している。さらには、地域密着型であるIndeedのパッケージデザインは地元民であるアーティスト、Chuk Uが手掛けており、そのデザイン性の高いパッケージも高評価を受けている。Tastings Institute World Beer Packaging Championshipsにて、3つもの商品がCreativity, Graphic Design部門にて銀賞とプラチナム賞に輝いている。2019年夏には、ウィスコンシン州Milwaukee(ミルウォーキー)に2つ目となるタップルームのオープンが決まっており、ミネアポリスのブリュワリーの中で初めて州をまたいでタップルームを持つブリュワリーとなる。

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