Noble Ale Worksの共同創業者の一人Steve Milesは、本業の弁護士の傍らで熱心なホームブリュワーだったが、あるときロサンゼルスの某ブリュワリーの代理弁護士を務めたのをきっかけに、クラフトビール激戦区のカリフォルニア州の大都市にも関わらず「クラフトビール不毛の地」と形容されていたロサンゼルス・アナハイム地域のその未成熟さを覆すべく、2009年Noble Ale Worksを創立した。現在は優秀な小規模ブリュワリーがひしめくアナハイム地域に風穴をあけた第一号ブリュワリーが、まさにNoble Ale Worksである。
彼らは最高品質の原材料以外には使わないことが最大の優先事項。売上や利益よりも高品質材料を重要視する、というこだわりのため、この10年間生産量はわずか年間で3000バレル以下に限定せざるをえないことを自ら課し、どこまでもNoble(高貴な、崇高な、の意味)を目指した。入手可能な限りの最高の原材料に加え、個性と彼らのパイオニア精神から生まれる独創性、さらに彼らの高い技術力から創り出される商品は瞬く間にカリフォルニア州オレンジカウンティで最も人気のあるブリュワリーと知られる。2016年WBC(World Beer Cup※2)に金賞を含む3アイテムでの受賞に加えてブリュワリーチャンピオン(小規模ブリュワリー部門)にも輝いた。続いて2018年のWBC、さらに同年のGABF(Great American Beer Festival※3)にて看板ビールNobility(DIPA)が連続金賞受賞という快挙も達成し、アメリカ各地からビールファンが集まるほど評価は高いが、その限定された生産量により、最も入手できない優秀なビールの一つとしてビールファン待望のブランドでもある。


※1) アナハイムは、ロサンゼルス空港から車で東に40分ほどの場所。Noble Ale Worksはメジャーリーグベースボールリーグ「ロサンゼルス・エンゼルス」の本拠地「エンゼルスタジアム」とナショナルホッケーリーグ「アナハイム・ダックス」の本拠地「ホンダセンター」から近いこともあり、店内も各選手のジャージや写真などがセンス良く飾られている。ロサンゼルスに降り立つビールマニアだけでなく、ビール好きのスポーツファンも「行きたい場所・飲みたいビール」の一つに必ず入るブリュワリーである。
※2) WBC(World Beer Cup) 2年に一度開催されるビール界のオリンピック。世界各国からのビールが出品されて競われる。3アイテムでの受賞に加えてブリュワリーチャンピオンに選ばれるのは非常に稀な快挙。ちなみに過去に日本ではべアードブリューイングがチャンピオンに選ばれた実績がある。
※3) GABF(Great American Beer Festival)毎年コロラド州デンバーで開催されるアメリカ最大のビールイベントで、業界関係者だけでなく、一般のビールファンも参加できる。受賞はアメリカのブリュワリービールのみ。

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