色:淡い麦わら色。
香り:グレープフルーツ、ライム、レモンピール、ミント。奥のほうからバニラ、麦芽、かすかにピクルス。とてもクリーン。
味わい:爽やかな果実の甘味と酸味、心地よい柑橘類のピールの渋味は徐々に白コショウへ。
フィニッシュ:オレンジとジンジャーの風味。余韻は長く、滑らかでクリーンな印象に加えて、ハイプルーフが若い情熱を感じさせてくれます。
商品仕様
製品名: | ウイスキー |
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JANコード: | 111111111111 |
ディスティラリー紹介
リンクウッド


軽く華やかな香りと、まろやかで飲みやすいボディ。ブレンダーの間では昔から「入手できる最上のモルトのひとつ」と言われてきましたが、一般的な知名度は低いです。ボトラーズに関して以前は古城の絵が描かれた12年物のボトルが発売されていましたが、現在はUDV社の花と動物シリーズの12年物のモルトが一般的です。白鳥は蒸留所内の冷却水をためておく池に毎年飛来してきて、リンクウッドのシングルボトルになっているとか…。キルンの上の風見鶏も倉庫のドアのシンボルも、この白鳥が使われています。
マレイ州の中心地エルギンは、スペイ川の河口から西に13キロほど離れていますが、ウイスキーと羊毛産業で栄えた町でした。町自体はスペイ川ではなく、ロッシー川のほとりにありますが、このエルギンを中心に、周囲を含めると10を超す蒸留所がひしめき合っています。人口は約2万の県庁所在地で、ジョンストンズをはじめとするニット、カシミヤ工場があり、モルト愛好家にはなじみの瓶詰会社、GM社の本拠地としても知られています。
蒸留所が建てられたのは1821年のことで、土地の名家ブラウン家のピーター・ブラウンが創業者。同家はフィンドレーター伯爵の不動産委託人であり、ピーターはエルギン地区の農業改良委員も務めていました。創業から約100年間は同家が経営していましたが、1936年にSMD社の傘下に入り、現在はUDV社の系列となっています。SMD社が買収した1936年に、新しい蒸留所のマネージャーとして、北部ロス州出身のロデリック・マッケンジーが雇われましたが、彼はネイティブのゲール語スピーカーで、有名な一徹者であったといいます。味を変える恐れのある環境の変化にはすべて反対で、スチルハウス内のクモの巣さえ、払うのを禁じたという逸話が残っています。
【蒸溜所】
リンクウッドは、エルギンの2キロほど南に位置しています。リンクウッドという名前は、かつて同地にあった貴族の邸宅の名前から付けられたもので、名前の通り以前は深い森に囲まれた美しい土地だったといいます。
