Firestone Walkerのルーツ、カリフォルニア州Paso Roblesにあるワイン農家の片隅で始まったことに由来し、ワイン用のブドウを使用して造った新しい定番商品がこのRosalie。ブリュワリーからすぐ近 くにあるブドウ畑で収穫されたワイン用のブドウ、Chardonnay、Viognier、そしてOrange Muscatをプレスしてできた果汁を軽いPilsnerモルトベースと共に発酵し、最後にカラーと香り付けのためのハイ ビスカスを投入して造られたBeer Rosé。自分たちの原点に戻りながらも、今までに無かった新しいスタイル。まさに “Back to the Future”という言葉がぴったりのビール。
Firestone Walkerで造られた最初のビールはワイン樽で発酵させられたものだったが、周年に合わせて毎年造られるAnniversary Aleでローカルのワインメーカーと協力して醸造が行われる以外、通常は オーク樽が使われ続けていた。しかし、Firestone Walkerの創立者の１人でありオーナーDavid Walkerは、 “我々のルーツはワインカルチャーととても深い関わりがあり、もしブリュワリーにワインとビー ルを合わせる事が可能なのであれば、それが出来るのは我々しかいない。” と言い、Beer Roséというこの新しいスタイルのビール、Rosalieが生まれた。
ブリューマスターのMatt Brynildsonは、 “ベストクオリティのRoséワインの特徴を吸収したビールでありながらも、ワインの約半分のアルコール度数(5%)の比較的飲みやすい商品を造りたい” と言い、 Firestone Walkerの研究開発施設であるPropagator R&D にて数々の実験が行われた。そこで、ワイン用のブドウを使用し、安定した品質、かつ大きなマーケット展開も可能なRoséワインのような味わいの ビール、Rosalieがついに新しい定番商品として誕生した。
パッケージデザインは、ワイン農家のフロンティアとしてのカリフォルニアの立場に敬意を払ったアートワークで、さらにはFirestone Walkerの拠点であるカリフォルニア州Paso Roblesの歴史的なランド マーク、Paso Robles Innのレンガ作りを表している。このアートワークはFirestone Walkerのクリエイティブチームによってハンドスケッチでデザインされたもの。
グラスに注ぐと白ブドウやベリーのほのかなフルーティーアロマと、花のようなアロマとかすかなビスケットのようなモルトアロマが香る。味わいは、白ブドウ、青々とした草やフレッシュなベリー、 そしてシャルドネのようなフレーバーを感じられる。ライトなボディに、シャープな飲み心地。ビールであると言う事をわずかに思い出させる心地よい苦みがあり、フィニッシュは非常にドライ。 “Rosé lover’s beer” と呼ばれるほど限りなくRosé ワインに近い新しいスタイルのビール。