
シルバーシールは、今は存在しないイタリアのインポーター・セスタンテ (Sestante)の流れを汲むボトラーです。
スコットランド・グラスゴーに本拠を構えていますが、その生産本数の少なさからほぼ全てがイタリア国内で流通しているようです。セスタンテのボトルはオークションなどでかなりの高値がついていますが、シルバーシールも同様に、今後の値段の高騰が避けられません。
他では見られないボトル形状やセンス溢れるラベルは注目度抜群です!なおラベルに生産地域区分表記がありますが、「アイラ=オレンジ」、「ハイランド=ブルー」、「ローランド=グリーン」、「スペイサイド=ゴールド」、「キャンベルタウン=レッド」と区別されているようです。
シルバーシールのクオリティの高さを保つ秘訣は、そのカスク選びにあります。カスク選びは数多くのカスクをテイスティングすることから始まります。まずはカスクサンプルから条件をクリアしたものを選びます。その選ばれたカスクサンプルを1日に3回、それぞれの食事の後の味覚への影響を考えて、味を一番感じる朝、ランチそしてディナーの後に行います。そして最後まで残り選ばれるカ スクは数パーセントのみとなります。条件をクリアしたほんの一握りのカスクだけが、シルバーシールボトルとしてボトリングされるのです。シルバーシールのボトルとして世に送り出されるのは、厳しく選ばれたほんの一握りのカスクボトルです